株式会社ナビット2024年1月24日 16時16分2
- タクシーはいつ始まった?
日本のタクシーの歴史は、1912年7月10日、千代田区有楽町に「タクシー自動車株式会社」が設立されたところから始まります。同じ年の8月5日から営業を開始し、上野駅と新橋駅を拠点に活動していました。料金システムは、1マイルごとに60銭、それ以降は0.5マイルごとに10銭ずつ加算されていくというものでした。また、このタクシー自動車株式会社の営業開始日にちなみ、8月5日はタクシーの日に制定されているのだそうですよ。
ナビットは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「タクシー」についてのアンケートを実施しました。
【調査概要】
・調査期間:2023年11月
・調査機関:株式会社ナビット
・調査対象:20代~80代の男女
・有効回答数:1000人
・調査方法:Webアンケート
- 1年間でタクシーを利用した人は、半数近く
【調査】
1年間の間でタクシーを利用しましたか?(対象:1,000名)
「1年間の間でタクシーを利用しましたか?」という質問については、「利用した」が48.2%、「利用していない」が51.8%という結果になり、半数近くの方がタクシーを利用していたことが分かりました。
- 初乗り料金が値上げしてもタクシーを利用したい人は、約3割
【調査】
初乗り料金が値上がりましたが、値上がりしてもタクシーを利用したいですか?(対象:1,000名)
「初乗り料金が値上がりましたが、値上がりしてもタクシーを利用したいですか?」という質問については、「これまで通り利用する」が31.1%、「回数を減らして利用する」が18.2%、「利用する予定はない」が50.7%という結果になりました。
- タクシーを利用する頻度は、「年に1回以下」が最多
【調査】
どのくらいの頻度でタクシーを利用していますか?(対象:1,000名)
「どのくらいの頻度でタクシーを利用していますか?」という質問については、「(年に1回)それ以下」が19.6%と最も多い回答となりました。「半年に1日程度」が17.7%、「年に1日程度」が11.1%と、皆さんタクシーの利用頻度はあまり多くないようですね。
- タクシー呼ぶ手段は、「道で拾う」が最多
【調査】
どのような手段でタクシーを呼びますか?(対象:1,000名)
タクシーを呼ぶ手段については、「道で拾う」が22.0%、「電話を掛ける」が18.6%、「タクシー乗り場に行く」が15.1%という順になりました。
- タクシー利用するのはどのような場面?
【調査】
タクシーを利用するのはどのような場面ですか?(対象:1,000名)
今回のアンケートでは、上記の質問をフリー回答で実施しました。
一部回答をピックアップしてみます。
「自宅に車が1台しかないので、主人と予定がバッティングした時に利用します。」
「自分1人では乗らない。複数人での徒歩15分程度移動で使うことが多い。」
「交通機関で行くのに、面倒なところへ行く場合です。また、年配の人と同行するときも利用します。」
様々な回答がありましたが、「旅行先」「通院の時」「終電を逃した時」などの回答が多かったです。
- タクシー業界は今後どうなる!?
最近ではタクシーの利用率が横ばいになっていることや、人材不足によりドライバーが高齢化していること、ライドシェア(同じ目的地に相乗りする)の台頭が課題となっているタクシー業界。一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会のデータによりますと、令和3年度のタクシードライバーの平均年齢は60.7歳だそうです。タクシードライバーがなかなか確保できないため、タクシーの保有台数に見合った乗務員を確保できていない企業も少なくないようです。
また、現在日本では有償のライドシェアは禁止されていますが、今後法律が変わっていく可能性もあります。不便な土地で長距離を移動する際にお世話になる人も多いタクシーですが、なくなってしまうと困りますよね。今後タクシー業界はどうなっていくのか、動向を見守りたいですね。