タクシーの運転業務の合間に、元気のでるおいしい食事がとれたらいいですよね。でも、ちょっとだけ健康も気になる。そこで今回はタクシー乗務員に必要な食べ方、食堂やコンビニで食事を選ぶときに気をつけることをご紹介します。お楽しみに!
タクシー運転手の食事のポイント【外食編】
仕事の気分転換やリフレッシュにもなる「乗務員飯」。うどんやラーメン、牛丼などはボリューム感もあって、出てくるスピードも早いので、さっと食べたいときに便利ですよね。でも、そのあとで急に眠くなったり、なんとなくだるさを感じたことはないでしょうか?今回はそんな気がすると思う方に向けた、食事のチェックポイントについてお話します。
まずは、普段の食事を思い出してみましょう!
・麺やごはんの量を大盛りにしている
・こってりした味つけのメニューを選びがち
・野菜やきのこ、海藻などはあまり意識してとっていない
・メインは肉料理が多め
(魚や卵、大豆製品などを食べることは少ない)など
「 もし当てはまっているかも…」と思う方は、この後の食事ポイントもぜひチェックしてみてくださいね。
1.主食に偏った食事を見直そう
麺やごはんを食べたあとに、眠くなってしまうことはよくありますよね。ラーメンや丼物単品の食事は、どうしても炭水化物の量が多くなってしまいます。ボリューム満点の麺やごはんを一気に食べてしまうと、血糖値は急に上がったり下がったりします。これは「血糖値スパイク」とも呼ばれ、動脈硬化や糖尿病、認知症、がんなど生活習慣病の原因になることが知られています。(※1)
また、体の中で使われなかったエネルギーが脂肪としてつきやすくなることも。「最近、たっぷりの麺やごはんを食べることが続いていたかも…!」という場合は、多くても週に〇回までなど、自分の中で回数を決めておくのもいいですね。
また、普段の食事を選ぶときにもう一つ気をつけたいのは、主食同士の組み合わせを控えることです。うどんとおにぎり、ラーメンとごはん、おにぎりと菓子パンなど、「なんだかもう少し食べられそう!」という気持ちで、ついつい買い足してしてしまうことがあるかもしれません。丼物や麺のメニューに、さらに主食を組み合わせるのはやってしまいがちですがNGです。野菜やきのこなどが入っている副菜や小鉢を組み合わせましょう。
麺の大盛りや替え玉も習慣化しないように気をつけて、できれば煮卵やわかめ、野菜などのトッピングを充実させてみましょう!かけうどんやそばなら、温泉卵や野菜天をのせてもOK。ただし、揚げ物の量には気をつけてくださいね。
丼物のときは(少々値は張るかもしれませんが…)サラダやみそ汁付きの定食がおすすめです!海鮮や卵がメインの丼など、気分を変えてたまにはさまざまなメニューを楽しんでみましょう。いろいろな素材の味が楽しめますし、定食で品数が増えることで満足感もアップ。また、お腹や心が満たされることで、仕事のモチベーションにもつながりますよ!
2.外食では塩分に気をつける
次に、外で食事するときの塩分についてお話します。自炊のときは自分で味つけを調節することができますが、外食だとなかなかそうもいかないですよね……。難しいところではありますが、外での食事は塩分が多く含まれていることを意識しておきましょう。特に血圧が高めの方は、その分血管や心臓などにかかる負担も大きいということ。(※2)麺のスープは味わう程度に抑える、普段は薄味を心がけるなど、自分なりの目標を作ってみましょう。
ここまで、外食の選び方についてご紹介してきました。それぞれのお店のよさや味わいを楽しみながら、日々の健康にもほんの少し目を向けてみてくださいね!